ブリーダーズカップの補助金は招待レースとは異なり、自動的に保証されるものではありません。ブリーダーズカップが、補助金の受取資格を審査し、補助をするかを決定いたします。受け取る資格を有する方が補助金を他の方に譲りたい場合もブリーダーズカップの承認が必要となります。無断で資格を譲渡した場合、補助金が取り下げられる可能性もございますので、ご注意ください。
すべてのお金は、ブリーダーズカップのレース後の競技外検査の結果がすべて完了した後、受取人に送金されます。
ブリーダーズカップ補助金の諸条件
ブリーダーズカップはブリーダーズカップの競走に出走する馬1頭あたり10万ドルの補助を支給します。現地に到着後、出走馬として選出されなかった場合や獣医師の判断により出走を取り止めた場合にもこの補助金は馬主の銀行口座に振り込まれます。
国際輸送費用の負担方法について
今年のブリーダーズカップには多くの馬が日本から出走を予定しています。ブリーダーズカップの上層部より、日本からの遠征馬にかかる輸送費用負担について、欧州調教馬の航空輸送と同じ方法で管理するとのことですので、お知らせいたします。
日本からの遠征馬にかかる馬の航空貨物運賃は全頭分一括で計算したのち、渡米した頭数で均等割りをし、それぞれの陣営に費用をご負担いただくことになります。これにより、帯同馬のいない出走馬の費用も一定の負担に留めることができます。また、遠征をキャンセルする必要が生じた場合の保護にもなります。このような事情から、一頭あたりの費用を均等にご負担いただくことといたしました。
各馬主は、馬の輸送費補助金としてブリーダーズカップ終了後に現金10万ドルを受け取れることとなっており、この点に変更はございません。馬の頭数が多く、各馬に十分な補助金が支給されるため、1頭あたりの航空運賃負担が従来の計算方法による費用負担から大幅に増減することはないはずですし、保護の面からも全陣営にとって、メリットは大きいと考えています。
空輸ストールに1頭積みで輸送することをご希望いただいた場合、その馬の陣営にはその1ストール分の航空運賃全額をご負担いただきます。この制度は、図らずしも1頭で輸送せざるを得なかった陣営を保護することを目的としています。
日本の競馬関係者のみなさまに、今年のブリーダーズカップへ高い関心を寄せていただいていることもあり、我々は1頭あたりの航空運賃負担額を均等にして 、過失や意図がないのにも関わらず、特定の陣営が多額の輸送費を負担しなくてはならない状況を避けたいと考えています。先述のように、これは欧州からブリーダーズカップに遠征する馬の費用管理と同じ方法です。
最後に、貨物機に同乗する厩舎スタッフについてですが、今年は馬の頭数が多いため、 空路輸送専門スタッフ及び獣医師が同乗する予定となっており、厩舎スタッフは貨物機に同乗できません。IRT社の熟練したプログルームが同乗しますので、愛馬を安心して預けていただけます。ストールへの積み込みについて、合積み相手(馬)でご希望がございましたら、国内の国際輸送代理店にお知らせください。ご要望に沿えるように努めます。
デルマーでお会いできるのを楽しみにしております。
ドラ・デルガド
ブリーダーズカップ
代表取締役副社長 兼 開催執務員長
馬主:1万ドル+ホテル1部屋5泊分
この補助金は馬主(共有代表馬主)と配偶者の方に支給します。航空券2名分とホテルの5泊分1部屋代に充てていただけるように支給するものです。配偶者を別の家族の方やマネージャーに変更することは、通常、問題ありません。ホテルにもう1部屋必要になった場合は、ブリーダーズカップが部屋を予約しますが、2部屋目の費用は自己負担となりますので、ご了承ください。また、複数の所有馬が出走する場合も補助金の金額は変わりません。例えば、BCマイルとBCスプリントにそれぞれ所有馬が出走したとしても、ブリーダーズカップが支給する補助金は1万ドル+ホテル1部屋5泊分となります。この補助金と馬の輸送補助金は馬主に直接送金されますが、馬主は「W-8BEN(個人用)」または「W-8ECI(法人用)」どちらかの税金免除フォームと振込先の情報を提出する必要があります。これら 2 つのフォームは、ホースマンズガイドのメインページからダウンロードできます。
調教師:1万ドル+ホテル1部屋5泊分
調教師と配偶者の方に支給します。航空券2名分とホテルの5泊分1部屋代に充てていただけるように支給するものです。配偶者を別の家族の方や厩舎スタッフの方に変更することは通常、問題ありません。ホテルにもう1部屋必要になった場合は、ブリーダーズカップが部屋を予約しますが、2部屋目の費用は自己負担となりますので、ご了承ください。管理馬が複数、出走する場合も支給額は変わりません。例えば、BCマイルとBCスプリントに調教馬が出走したとしても、補助の支給は1万ドル+ホテル1部屋5泊分となります。。厩舎スタッフと調教師の補助金は調教師に直接送金されますが、調教師は「W-8BEN」税金免除フォームと振込先を提出する必要があります。これら 2 つのフォームは、ホースマンズガイドのメインページからダウンロードできます。
騎手:5,000ドル+ホテル1部屋5泊分
日本を拠点とする騎手がブリーダーズカップで騎乗する場合の補助金です。騎乗馬が複数いたとしても、支給されるのは5,000ドル+ホテル1部屋5泊分となります。アメリカを拠点とする騎手や複数の騎乗馬がいるヨーロッパの騎手が日本の馬に騎乗する場合、この補助金は支給されません。ただし、日本を拠点としていないヨーロッパの騎手が日本馬にのみ騎乗する場合は例外が認められる可能性もありますので、ブリーダーズカップにお問い合わせください。この補助金は騎手に直接送金されますが、騎手は「W-8BEN」税金免除フォームと振込先を提出する必要があります。これら 2 つのフォームは、ホースマンズガイドのメインページからダウンロードできます。
厩舎スタッフ:2,500ドル+ホテル1部屋10泊分
馬が到着する時期によって、ブリーダーズカップから支給されるホテルの宿泊日数が変動します。この補助により厩舎スタッフ1名分の宿泊費はカバーすることができます。複数の厩舎スタッフが渡米する場合、2人目以降は補助金が支給されません。宿泊費も自費となります。2人目以降の宿泊費を調教師の負担とする場合は事前に支払承認書にご記入いただきます。この補助金は調教師に直接送金されますが、調教師は「W8-BEN」税金免除フォームと振込先を提出する必要があります。厩舎スタッフと調教師の補助金は調教師に直接送金されますが、調教師は「W-8BEN」税金免除フォームと振込先の情報を提出する必要があります。これら 2 つのフォームは、ホースマンズガイドのメインページからダウンロードできます。
その他遠征の中の経費:後日、輸送会社から請求があります。
馬がアメリカに在厩している間に発生する費用は全て自己負担となります。例えば、飼料、ボトル入りの水(水道水は無料)、獣医師費用、シェービング、寝藁、乾草、馬運送業者などですが、これに限定されません。
支払い手続き
今年はすべての補助金は各個人に直接送られます。馬主は馬の輸送補助金と馬主の航空費とホテル費の補助金を受け取ります。調教師は厩舎スタッフの航空費とホテル費の補助金、調教師自身のホテル費と航空費の補助金を受け取ります。騎手は自身の航空費とホテル費の補助金を直接受け取ります。
ただし、これを行うには、各馬主、調教師、騎手が W-8税金免除申請書と振込先の銀行口座情報をフォームにそれぞれ記入する必要があります。
まだダウンロードしていない場合は、ここからW-8とフォームをダウンロードできます。送金フォームは日本語ですが、W8には、記入例も添付されています。
メインページからフォームをダウンロードしてください。