ドバイから米国へ
重要な準備
ドバイへの遠征後に(日本へ戻ることなく)米国へ転戦する可能性が僅かながらでも存在するのであれば、必ず以下の手順を踏んでください。
輸送会社に対し、米国転戦の可能性を伝えてください。そうすることで、ドバイ到着後にEmirates Racing Authority (ERA) がExport Permit(輸出許可証)作成に必要な量の採血を行う動機づけとなります。
輸送会社に対し、遠征馬のワクチン接種履歴を開示してください。これは、現地到着後に急ぎワクチンを接種する等の不必要な混乱を避けるためです。できる限り、日本を発つ前にすべてのワクチン接種が行われていることが望ましいと考えます。
ドバイから米国へは、サプリメント類を含む一切の飼料が持ち込めません。米国到着後に必要なものが揃っていないという事態を避けるためにも、輸送会社を通じてInternational Racehorse Transport (IRT) と協議してください。
まるがいレーシングに対して、申請書類の提出をお願いします。これらは、米国における各種ライセンス取得に際し必要となります。なお、ドバイワールドカップ開催前に提出いただければ、その後のプロセスがよりスムーズに運びます。また、これら申請書類は「書類ダウンロード」ページから取得可能です。
米国へ直接転戦する可能性のある遠征馬は、指定された虫除けスプレーの使用、ならびにチェックシートへのサインが求められます。なお、当該スプレーはERAより無償で提供されます。
米国へ転戦される厩舎スタッフの方々は、ESTA (https://esta.cbp.dhs.gov/esta) の申請を忘れずに行ってください。この米国電子ビザの申請サイトは日本語表示にも対応しており、入力は数分で完了します。
まるがいレーシングならびに米国競馬場は、宿泊先の手配に関し最大限のお手伝いはいたしますが、すべてのご希望には添いかねることをご承知おきください。また、米国への転戦(遠征)が決定事項となる以前の宿泊先確約はいたしません。
ドバイ出発前に、すべてのタック類はERA職員の手により消毒されます。写真を参照してください。
米国へ転戦する馬匹は、米国へ帰国する米国調教馬と同じ便に乗り合わせることとなり、その目的地はシカゴ、もしくはルイヴィルです。そして、米国到着後には24時間に及ぶ隔離検疫措置(詳細は米国の遠征馬の準備ページを参照)が待ち受けます。
4月の米国は時に寒冷です。防寒着の持参を推奨します。なお、米国到着後に「お買い物ツアー」を組むことも可能です。
滞在中の詳細については「アメリカ滞在中」ページをご覧ください。
ご質問等がございましたら、お気軽にまるがいレーシングまでお問い合わせください。3月中はドバイに滞在しておりますが、普段と変わらず、連絡は取り合えます。
ドバイ到着前に為すべきこと:
1. 輸送会社に対して米国への転戦可能性を示唆
2. ワクチン接種履歴が米国必要要件を満たしているかの確認
3. (輸送会社を通じて)IRTと米国滞在中の飼料ならびにサプリメントについて協議
4. 各種米国ライセンス申請に必要な書類への入力と提出
米国転戦決定後にドバイで為す(為される)こと:
1. ERAによる採血
2. 虫除けスプレーの噴霧とチェックシートへのサイン
3. ESTA(米国電子ビザ)申請 (https://esta.cbp.dhs.gov)
4. タック類の消毒