ガルフストリームパーク競馬場
フロリダ州はマイアミの北、大西洋に面したアメリカ東海岸に立地するのが、ガルフストリームパーク競馬場です。年間を通じて競馬の開催される本競馬場ですが、おそらくその名を最も有名にしたのがペガサスワールドカップ諸競走、そして、ケンタッキーダービーへ向けてのポイント対象レースの存在でしょう。
なお、ペガサスワールドカップの勝者には、2月末に行われるサウジカップへの優先(自動)出走権が与えられます。
ガルフストリームパーク競馬場で開催される重賞競走
ガルフストリームパーク競馬場で開催される重賞競走においては、予備登録料(Nomination Fee)の支払いは不要です。ただし、追加登録を行う際には少額の登録料(Supplementary Nomination Fee)の支払いが発生します。出馬登録料(Entry Fee)は通常、総賞金の10%相当額です。多くの重賞競走において、6着から最下位の出走馬に対しては総賞金の1%相当額が賞金として支払われます。そして、残った額の62%が1着に、20%が2着に分配され、以下10%、5%、3%と続きます。
ペガサスワールドカップ諸競走の賞金分配スキームは他とは異なります。詳細については下記をご覧ください。
ダートコース:1810m 芝コース:1600m
基本的な負担重量は下表のとおりです。全部はボンド(1ポンド:0.454キログラム)です。なお、ふたつの数字はそれぞれ3歳馬と古馬用です(例122-124)。また、牝馬の減量特典(カッコ内に記載)(例122(-3))は、概ね3ポンド(約1.4キログラム)です。多くの重賞競走において、特定の条件(定められた期間内に一定以上の競走成績を残していない等)を満たした出走馬に対して、減量の恩恵が与えられます。特定の条件があればアストリクスがあります。(例123*)各競走における詳細な出走条件については、お気軽に弊社までお問い合わせください。
下表は、現状において入手可能な情報を基に可能な限り正確に作成されておりますが、最終的な諸条件は、各競馬場が開催毎に各々の自由裁量権で決定します。そして、この諸条件には、施行日、賞金額、必要経費、負担重量、出走資格等が含まれますことを、予めご承知おきください。なお、確定情報は公式版がリリースされ次第、本ウェブサイトに反映させます。
ペガサスワールドカップ諸競走
2017年の創設以来、数度のスキーム変更を経てきた本シリーズですが、現在では出走に関しての諸費用が不要である「招待競走」として執り行われています。そして、現在の開催は「ペガサスワールドカップ」の名を冠する下記の3競走で構成されています。なお、ペガサスワールドカップの勝者には、2月末に行われるサウジカップへの優先(自動)出走権が与えられます。
ペガサスワールドカップ (G1) 4歳以上・ダート1800m
ペガサスワールドカップ・ターフ (G1) 4歳以上・芝1800m
ペガサスワールドカップ・フィリー&メアターフ (G3) 4歳以上・牝・芝1700m
以下に、ペガサスワールドカップ各競走の出走資格ならびに賞金分配スキームを記します。
ペガサスワールドカップ (G1)
招待ベース、出走に際し登録料は不要。300万米ドルの総賞金を保証。2021年と2022年の暦年内のG1及びG2競走の勝ち馬の内、本競走で6着から10着までとなった出走馬の馬主へ5万米ドルを支給。2021年と2022年の暦年内の重賞競走入着馬の内、本競走で6着から10着までとなった出走馬の馬主へ2万5千米ドルを支給。残りの額の60%相当を優勝馬の馬主へ、20%相当を2着馬の馬主へ、以下10%、5%、3%の比率で5着馬まで分配。最後に、2%相当額をThoroughbred Aftercare(元競走馬に対する福祉団体)へ寄付。負担重量は123ポンド(約55.8キログラム)。ただし、南半球産の3歳馬は117ポンド(約53.1キログラム)。いずれも牝馬は5ポンド(約2.3キログラム)減量。登録の締め切り日は1月25日(火)正午。それに先んじて、出走馬選定委員会(Pegasus World Cup Selection Committee)が招待馬の一覧(第一次)を1月9日(日)に、第二次一覧を1月16日(日)に、第三次一覧を1月23日(日)に発表。選出された馬の関係者は、各一覧発表日に続く金曜日の午前9時までに出欠の意思を示すものとする。選出馬から辞退が生じた際には、補欠リスト記載馬に対し招待枠を拡大する。1月23日(日)以降の招待対象馬の選出については、出走馬選定委員会が自由裁量で判断する権利を有するものとする。全招待馬は、競技外薬物等抜き打ち検査の対象である。優勝馬主へはトロフィーが贈呈される。
ペガサスワールドカップ・ターフ (G1)
招待ベース、出走に際し登録料は不要。100万米ドルの総賞金を保証。2021年と2022年の暦年内のG1及びG2競走の勝ち馬の内、本競走で6着から10着までとなった出走馬の馬主へ2万5千米ドルを支給。2021年と2022年の暦年内の重賞競走入着馬の内、本競走で6着から10着までとなった出走馬の馬主へ1万5千米ドルを支給。残りの額の60%相当を優勝馬の馬主へ、20%相当を2着馬の馬主へ、以下10%、5%、3%の比率で5着馬まで分配。最後に、2%相当額をThoroughbred Aftercare(元競走馬に対する福祉団体)へ寄付。負担重量は123ポンド(約55.8キログラム)。ただし、南半球産の3歳馬は117ポンド(約53.1キログラム)。いずれも牝馬は5ポンド(約2.3キログラム)減量。登録の締め切り日は1月25日(火)正午。それに先んじて、出走馬選定委員会(Pegasus World Cup Selection Committee)が招待馬の一覧(第一次)を1月9日(日)に、第二次一覧を1月16日(日)に、第三次一覧を1月23日(日)に発表。選出された馬の関係者は、各一覧発表日に続く金曜日の午前9時までに出欠の意思を示すものとする。選出馬から辞退が生じた際には、補欠リスト記載馬に対し招待枠を拡大する。1月23日(日)以降の招待対象馬の選出については、出走馬選定委員会が自由裁量で判断する権利を有するものとする。全招待馬は、競技外薬物等抜き打ち検査の対象である。優勝馬主へはトロフィーが贈呈される。
ペガサスワールドカップ・フィリー&メアターフ (G3)
招待ベース、出走に際し登録料は不要。総賞金の1%相当額を6着から最下位の馬の馬主へ支払ったのち、残った額の60%相当を優勝馬の馬主へ、20%相当を2着馬の馬主へ、以下10%、5%、3%の比率で5着馬まで分配。最後に、2%相当額をThoroughbred Aftercare(元競走馬に対する福祉団体)へ寄付。負担重量は123ポンド(約55.8キログラム)。ただし、前年の7月1日以降に施行された芝1マイル以上の距離のG1競走における、これらに出走し未勝利に終わった馬は2ポンド(約0.9キログラム)減量。2021年と2022年の暦年内に施行された距離1マイル以上の重賞競走における、これらに出走し未勝利に終わった馬は4ポンド(約1.8キログラム)減量。登録の締め切り日は1月25日(火)正午。それに先んじて、出走馬選定委員会(Pegasus World Cup Selection Committee)が招待馬の一覧(第一次)を1月9日(日)に、第二次一覧を1月16日(日)に、第三次一覧を1月23日(日)に発表。選出された馬の関係者は、各一覧発表日に続く金曜日の午前9時までに出欠の意思を示すものとする。選出馬から辞退が生じた際には、補欠リスト記載馬に対し招待枠を拡大する。1月23日(日)以降の招待対象馬の選出については、出走馬選定委員会が自由裁量で判断する権利を有するものとする。全招待馬は、競技外薬物等抜き打ち検査の対象である。優勝馬主へはトロフィーが贈呈される。