出国前の血液検査

ブリーダーズカップの新たな要件について出国前の血液検査が必須になりました。

ブリーダーズカップへ出走を検討している外国馬全頭に血液検査が義務付けられました。競馬場の検疫厩舎で42時間の到着検疫隔離を行うために米国農務省が定めた入国前の必須要件です。

ブリーダーズカップへの出走を検討している馬は全頭、以下のスケジュールに従って、必ず血液検体を提出していただけますようお願いいたします。日本での輸出検疫の妨げにならないよう、早めに米国農政省の入国前血液検査の検体採取に取り掛からなくてはならないため、遠征を検討している馬については、出走の可能性の大小に関わらず、検体の提出をお願いするものでございます。下記の期限までに検体をご提出いただけない場合、ブリーダーズカップへの遠征及びレースへの出走に伴い、厳しい条件が課される可能性があります。ブリーダーズカップに出走する可能性が少しでもある場合には、以下のスケジュールに沿って検体を提出していただけますようお願いいたします。

  1.  9月1日から9月15日までの間に獣医師を手配し4本分の採血をしてください。獣医師には遠心分離機で血清(1本につき最低5mlの血清)にし、検体 (Vial)には必ず馬名と採血日を英語で記載して頂くようお伝えください。

  2.  「Specimen Submission」と言うフォームを印刷してください。ダウンロードボタンをクリックしてください。

  3.  獣医師にSpecimen Submissionの10、11、18、20、21にご記入いただけるようお伝えください。添付の記入方法を参照にしてください。

  4.  保冷剤を入れて血清4本を梱包し、2で獣医師が記入したSpecimen Submissionを添付し、クロネコヤマトのクール便にて、下記の住所までお送りください。9月15日までに必着するよう、お手配ください。

※宅配便で血清を発送する際、クロネコヤマト側から「安全確認証明書」を取り交わすよう指示が出る場合がございます。スムーズな発送のために予めお近くのクロネコヤマト事業所にお問合せの上ご準備ください。獣医師が発送まで担当する場合は、獣医師にもお伝えください。

〒282-0004 千葉県成田市古込字込前154番地4 第一貨物代理店ビルM202号

日本通運株式会社 成田空港支店 国際営業第1課

斎田竜一 様あて

TEL:0476-32-6321, FAX:0476-32-6588

e-mail:riyoichi.saida@nipponexpress.com

全頭の検体が集まり次第、4本のうち2本を米国農務省の要請に従って米国にある特別検査機関に送ります。残りの2本は、検査機関から、さらにサンプルを送るように指示された場合に備えて保存しておきます。

検査費用は185ドルです。検査費用と送料はIRTが立て替えることとし、ブリーダーズカップ終了後に馬主様に輸送費用と共に請求します。送料は出走した陣営で均等に分配します。馬が遠征しなかった場合、ブリーダーズカップ終了後に検査費用のみを調教師様宛てに、ケイト・ハンターから個別に請求させていただきます。

9月15日の検体の到着期限以降に血液検査を希望される場合は、検体の送料と検査料を全額ご負担いただくことになります。送料は40,000円から70,000円ほどです。追加の費用を避けるため、期限内に血液をご提出いただけるよう、ご協力をお願いいたします。

出国検疫開始前に血液検体を提出し陰性結果を得られなかった馬は他の日本馬と一緒の便にて輸送することはできません。ロサンゼルス国際空港(LAX)近くの輸入検疫施設で42時間の輸入検疫を受ける必要があります。競馬場の検疫エリアと違い、LAXの輸入検疫施設内には厩舎スタッフの立ち入りは禁止されており、42時間の検疫期間中は当該施設のスタッフが馬の世話をすることになります。費用の負担も大きく、出走馬の心身にも大きく影響するリスクがあるため、9月15日までに上記宛先に検体が必着するよう、お手配にご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

ブリーダーズカップのケイト・ハンター:080-7894-7999

輸送会社のIRTの廣瀬徹人:thirose@irt.com